フリタメ【フリーランスのタメになるブログ】

書籍の解説をしながら、フリーランスの方に役立つ知識や考え方を発信しています。

所得倍増計画|AI分析でわかったトップ5%社員の習慣

f:id:freetame:20211103212614p:plain

今回は越川慎司さんが書かれた「AIでわかったトップ5%社員の習慣」について解説します。

本書はビジネスパーソン1万8,000人の行動をAIで分析し、時にはカメラ、ICレコーダー、GPS調査を基にデキる社員5%の行動をAI分析した一冊です。

巷には仕事がデキる人の条件みたいな本はたくさんありますが、著者の経験や理論で書かれた本が大半です。

しかし本書はこうした主観ではなく、純粋にデータから読み取った結果を教えてくれちゃうわけですから、もう読まない手はないですよね。

本書はですね、デキる人の5%の行動を知り、それをまねて一気に仕事がデキる人間になっちまおうと。

だって、仕事で面白いように成果を出す人なんかを見れば分かると思いますが、正義ですよね。

仕事がデキれば稼げる、会社に依存せずにフリーで生きられる、モテる、人生ハッピー

そうなんです。これこそがお金も心も満たされる現代の真の上級国民なんですよ。

そんな上級国民になっている人の行動を分析して教えてくれる本書は貴重ですし、私もぜひ知りたいと思って読まさせて頂きましたので、その内容をお伝えする前にまるっと結論だけ先にお伝えしてしまいます。

結論、
8割の目標で始めて、仲間を承認しまくります。

仕事に目的はあるけど、こうすれば達成できるみたいな道筋なんて用意されていませんよね。

だから、あれこれ考えるよりもサクッと行動に移して、なんかあったら軌道修正しながら進めましょうと。

そのために必要な実践テクニックはこの3つです。

1.完ぺきを目指さなくていい
2.相手を承認する
3.メンターを持つ

大きな流れで言いますと、

・完ぺきを目指さず8割精度の目標値や作業時間で、こんな感じかなーみたいな感じで前へ進み、

・周りの協力者に対しては、いいね そうだね さすがだねー とうなづきながらヨイショし、

・相談できるメンターを持って、心の栄養を養う。

こんな流れでございます。

題目は「トップ5%の社員」となってはおりますが、会社員の方だけでなくもちろんフリーランスの方にも積極的に使って頂きたいテクニックです。

ちなみにここだけの話、あなただけにこっそりお伝えしますが、このテクニックは恋愛にも通用しちゃうんです。

知り合ったばかりの気になる女子にも使えちゃうテクニックなんです。

えっ、マジかい。どっちかってーとそっちの方が興味あるんだけど。

という方のためにも、この結論を今回も分かりやすく、所々フリタメ的にアレンジしつつ解説していきたいと思います。

ではいきましょう!

目次

完ぺきを目指さなくていい

f:id:freetame:20211103212800p:plain

ではまず1つ目、完ぺきを目指さなくていい、というテクニックについて。

何かの目標を立てた時、まじめで完ぺき主義な人ほど緻密な予定を立て、前持って念入りに必要な情報を集めてから実行に移します。

もちろんそれはそれなんですが、トップ5%の社員は目標8割で先ずはGOします。事前情報も6~7割程度に抑え、意図的に完ぺきを目指しません。

簡単に言えば、やっぱりこうすべきだったとか、違う方法が良かったとか、やりながら軌道修正をかけるためです。

間違った方向に進んでると気づいたとしても、初動が早い分時間の余裕もあるから軌道修正の時間も残されています。

一方、完ぺきを目指して進めると、それが終わらないと次に行けないから結果的にペースが落ちます。

それだけじゃなく、準備にも都度大量の時間を割いている分、軌道修正しようと思っても期限が近づいていてその余裕がありません。

こうなると重要な所を飛ばしたり、最悪の場合熱捏造とかしちゃうわけです。

これを恋愛に置き換えると、例えばそうですね、綺麗でスタイルが良くて、料理もできて若くて包容力があって・・・みたいに誰もがうらやむ女性が理想だとします。

俺は理想をびた一文譲らないぜ!みたいに完ぺきを目指すと恋愛に発展しません。先ずは理想の8割に抑えてGOしてみましょう。相手も自分の事を8割だと思っているかもしれませんし 笑

ということで、仕事もプライベートに於いても完ぺきを目指さず8割で進める。何かあれば都度軌道修正するという柔軟性を持つ手法を徹底しましょう。

相手を承認する

f:id:freetame:20211103212818p:plain

続いて2つ目、相手を承認するというテクニックについて。

目標を達成するために、協力者や外注さんとかと一緒に仕事をすることがありますよね。

その関係が阿吽の呼吸ならいいですけど、信頼関係が築けてなかったりギクシャクしたりすると仕事が進まないだけじゃなく、精神的なストレスにもなります。

こうした変な距離感が空かないために使いたいのが、相手を承認するテクニックです。

人って自分と同じ意見や価値観の肯定して、逆サイドにいる人は否定しますよね。これは承認欲求が関係しています。

なんだかんだ、人って周りから認められたいんです。否定されたくないんです。類は友を呼ぶの世界でずっと生きていきたいって思ってるんです。

でも、仕事は類友だけではやっていけませんから、時には本気の議論もありますよね。

それがエスカレートしてガチンコの殴り合いにならないために使いたいのが、相手を承認するというテクニックです。

意見が合おうが合わなかろうが、一旦は相手を承認しましょうと、受け入れましょうということです。

そうすることで、相手も敵意むき出しで攻撃してくることもありません。

じゃあどうやって相手を承認するのかというと簡単す。この3つの言葉を使いましょう。

それは、
「いいね」
「そうだね」
「さすがだね」

何か意見を言われたら、とりあえず相づちを打ちながらこの3ワードを連呼して承認欲求を満たしてあげましょう。

意見に食い違いがあれば、このあとに「それもいいけど、あーするともっといいよね。」みたいな感じで違う案を提示しながら話していきます。

こうすることで、相手に嫌悪感を抱かせることなく、適度な距離感を保ちつつ、目指すべきゴールに向かうことができます。

このテクニックは恋愛でも積極的に使いましょう。

女子っていろんな話しをしてきてその後に、どう思う?とか聞いてきますが、返しに否定の意見を言ってはいけません。否定されたら、女子って派手に傷つくんです。

そこで、使う言葉は、
「いいね」
「そうだね」
「さすがだね」
です。

この言葉を連呼して、承認欲求を満たしてあげましょう。

ぶっちゃけ、下心丸出しでも全然OKです。あなたは正しい、1mmも間違ってない、という感じで承認しまくって関係性を発展させていきます。

メンターを持つ

f:id:freetame:20211103212839p:plain

最後3つ目。メンターを持つというテクニックについてです。

仕事をしていれば大なり小なり迷いとか悩みが出ます。そこで誰にも相談できないとしたら、精神的にちょっとキツイですよね。

自分には壁だと思っていることでも、すでに壁の向こう側にいる人にとっては壁ではありませんから、そういった人に相談できるのがベストです。

プロスポーツの世界では、メンタルヘルスを担当する人もいますからね。

こうしたメンターというのは、利害関係のない、客観的にアドバイスをくれる立場の人を選びます。

注意点としては、メンターに対して不平や不満を吐き出すのではなく、自分の考えや行動に対して意見を求めるということ。

アウトプットは自分で選び、自分で決めるという自発的行為が大前提で、メンターに選んでもらう訳ではありません。

忘れてはいけないのは、行動した結果をメンターに報告することです。

「何だよアイツ、アドバイスしてあげたのになしのつぶてかよ。」

とか思われたら最悪です。次から相談に乗ってもらえません。

悩みや迷いは一人で我慢するのではなく、メンターに相談して客観的にとらえることで、混乱する気持ちを落ち着かせることができます。

恋愛の場合も使えるテクニックです。

できれば、好意を寄せている人にできる限り近い人にメンターになってもらいます。

なにが好みだとか、こうすれば気を引けるとか、そういった類の情報を引き出してからアウトプットして、次のステップをじっくり練りまくりましょう。

フリタメ的まとめ

ということで、今回は越川慎司さんが書かれた
「AI分析でわかったトップ5%社員の習慣」
について解説しました。

まとめると本書は、AIで仕事がデキる社員5%の行動を分析し、その行動やノウハウがぎっしり詰め込まれたおすすめの一冊です。

結論、
・最初から完ぺきを求めず8割目標でサクッと始め、何かあったら柔軟に軌道修正しましょう。
・周りの協力者にはいいね、そうだね、さすがだね で承認欲求を満たしましょう。
・自分自身はメンターを持つことで、客観的に自分を見つめ直しましょう。

そんなお話をさせて頂きました。

トップ社員5%がやっている習慣が本書には網羅されていますので、詳細は本書をお買い求め頂ければと思いますが、こうしたデータを元に自分自身がやれてるやれてない、みたいなことを見つめ直すのもいいと思うんですよね。

もしできていなかったら先ずはやってみる。

岸田首相は所得倍増計画を公言していますが、実は日本の所得の伸びは主要国の中でも極めて低くて、

平均賃金(年収)は1位アメリカ736万円に対し、日本は424万円です。

1990年比でアメリカは247万円も増えたのに対し、日本はたった18万円です。

2021年10月20日朝日新聞より引用

www.asahi.com

一説には非正規雇用が増えていることが一因の様なんですが、なんかこの数字を見ていると、おいおい日本は大丈夫かい?と思ってしまいますよね。

自分が何もしなくても国が所得を勝手に倍増してくれるならいいんですが、おそらくそんな未来は来ないと思います。

f:id:freetame:20211103212937p:plain

もう、国がどうこうしてくれるのを待っているより、自力で上げて行かないとダメなんじゃないかと。

そこで、トップ5%社員の方々が実践している仕事術って、国に頼らず所得を上げて行きましょうと。

特に私と同じフリーランスの方々は、自分の未来、自分の賃金は自分で獲得していきましょう。なんなら、同じテクニックを使って、かわいい女子も振り向かせちゃいましょう。

ということをお伝えして、今回は終わりにしたいと思います。

もし、おれはこんな仕事術持ってるぜ!
といった方がおられましたら、コメントを頂けるとうれしいです。

以上でございます!